ワールド・ウェットランド・デイ記念 |
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冬期湛水水田と生物多様性国際シンポジウム2002年2月23-24日,田尻町,宮城県 |
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冬期湛水水田は、日本各地を始め、韓国のチョンス湾、カリフオルニアのサクラメントバレーやフランスのカマルグデルタ、スペインのエブロデルタでも水鳥と農業との共生手段として計画され、利用され始めてきています。
冬期湛水水田をネットワーク化していくことで、湖沼への水鳥の一局集中の分散化を図ることかでき、ガンカモ類が集中する湖沼付近の農業被害や伝染病を防ぐなど、水鳥保護の上でも重要な手段として期待され、トキやコウノトリの野生化に向けての取り組みの中で、この方法を取り入れた水田管理が具体的に進み始めています。
また、この方法を行うことで雑草に対する抑草効果や施肥効果があがり、農薬の使用を減らし、生産コストも下げることができる可能性が見えてきました。
冬期湛水水田を湿地の賢明な利用法のひとつとしてとらえるならば、水田の生物多様性を回復しながら,環境と農業が共生し、日本の稲作を守り子供や孫たちに健康と豊かな環境を残すための手段としての価値は高いと考えます。そこで、冬期湛水水田に直接関わってきた実践者の方々の具体的な提言や意見を今後の冬期湛水水田の計画に反映することを日指してシンポジウムを企画しました。
当日は環境省や農水省の方々にも関連の発表をいただきます。是非皆様にこ参加いただけるようご案内を申し上げます。
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雁を保護する会 Japanese Association for Wild Geese Protection 989-5502 宮城県 栗原郡 若柳町 字川南南町16 / TEL 0228-32-2004 / FAX 0228-32-3294 / E-mail: secretariat ⓐ jawgp.org. 2001年12月23日掲載, 2002年2月8日更新.