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東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・鳥類学研究者グループ:JOGA
第11回集会「急増するガン・ハクチョウ・カモ類の原因や影響を巡る鳥学的課題」
講演1
呉地 正行(日本雁を保護する会)
1970年1月から全国規模で継続して行われている、「ガンカモ科鳥類の生息調査」(環境省)を中心に、その他の調査結果も参考にしながら、ガン、ハクチョウ、カモ類の全国での個体数変動についてその傾向を調べた。
ガン類(マガン Anser albifrons、ヒシクイ Anser fabalis)及びハクチョウ類(オオハクチョウ Cygnus cygnus、コハクチョウ Cygnus columbianus)についてはいずれも増加傾向が見られ、特にガン類ではマガン、ハクチョウ類ではコハクチョウで顕著である。
一方、カモ類の総数は、一定または漸増傾向を示しているが、トモエガモのように減少傾向をしめすものやオカヨシガモ、オシドリのように増加傾向をしめしている種もある。
図1.ガン類とハクチョウ類の個体数変化(「ガンカモ科鳥類の生息調査」(環境省)より作成)
図2.カモ類の個体数変化(「ガンカモ科鳥類の生息調査」(環境省)より作成)
[JOGA第11回集会「急増するガン・ハクチョウ・カモ類の原因や影響を巡る鳥学的課題」2009年9月21日]
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URL: http://www.jawgp.org/anet/jg014a.htm
2009年9月13日掲載,
JOGA.