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1996-2000年の活動の概要
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国際湿地保全連合
「アジア太平洋地域渡り性水鳥保全戦略:1996-2000」はこの地域の渡り性水鳥とその生息する湿地環境を保全しようとする国際協力による取組みです.この「戦略」は日本国政府とオーストラリア政府が支援し,国際湿地保全連合がコーディネートしています.
国際的な評議機関である「アジア太平洋地域渡り性水鳥保全委員会(MWCC)」が設立されて,この「戦略」の実施状況を監督しています.この委員会は,政府関係者,ラムサール条約(湿地に関する条約)ならびにボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)の代表者,国際的NGO(バードライフ・インターナショナル,世界自然保護基金)の代表者,3つの種群の作業部会の議長,および国際湿地保全連合専門家グループの代表者によって構成されています.
この「戦略」の主要な成果は,生息地レベルから国内,そして国際レベルにわたるさまざまな取組みを通して,アジア太平洋地域を渡る水鳥とその生息環境の保全を推進する必要があるということを訴えて,その認識を大きく高めてきたことです.これらの取組みは,政府機関,条約,国内的ならびに国際的NGO,開発機関,経済界そして地域社会が活発に支援・参加するなかで進められてきました.
「戦略」の主要な点は次のとおりです:
アジア太平洋地域の水鳥とその生息環境を保全することの重要性の認識を高めること.
シギチドリ類,ツル類,ガンカモ類の3つの種群について,活動計画をたてて実施すること.
同じ3つの種群について,国際的に重要な生息地のネットワークを築くこと.これまで毎年のように参加地が増えて,2000年現在10か国から68の生息地が参加しています.
重要生息地ネットワーク参加地やその他の重要生息地においてさまざまな活動が進められてきました.例えば次のようなものです:
国内レベルならびに国際レベルでの保全,普及啓発,教育,調査研究といった活動に対する政府機関や援助機関の支援を確保してきました.
国内的あるいは国際的に重要な生息地を新たに認められるように湿地の調査を進めてきました.
生息地での湿地と水鳥の保全を進める能力を高めるための研修の機会を開いてきました.
情報や技術の交換・共有のための国際的ならびに国内的な会合やワークショップの開催.
水鳥についての情報やその保全の優先事項の最新の状況の把握と普及.
技術情報あるいはそれ以外の情報の英語やアジアの言語での出版.
水鳥の保全に関係する活動や課題を一般に紹介するためのホームページの開発.
より詳しい情報は次のホームページをご覧ください:
国際湿地保全連合の「戦略」に基づく水鳥保全の取組みのHP(英語):http://ngo.asiapac.net/wetlands/bird.htm
東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワークHP(英語+日本語):http://www.jawgp.org/anet
東アジア〜オーストラリア地域シギチドリ類重要生息地ネットワークHP(英語):http://www.environment.gov.au/bg/environm/wetlands/mwp/infosrn1.htm
北東アジア地域ツル類重要生息地ネットワークHP(英語+日本語):http://www.wing-wbsj.or.jp/english/newsletter/crane_net/crane_news_eng.html
「アジア太平洋地域渡り性水鳥保全戦略:1996-2000」:http://www.environment.gov.au/bg/environm/wetlands/mwp/apstrat.htm
あるいは,下記にお問合せ下さい:
Dr. Taej Mundkur, Strategy Coordination Officer
Wetlands International - Asia Pacific, 3A39, Block A, Kelana Centre Point, SS7/19 Petaling Jaya, 47301 Selangor, MALAYSIA Tel: +60-3-704 6770 || Fax: +60-3-704 6772 / E-mail: taejⓐwiap.nasionet.net
渡り性水鳥及びその生息地保全に関する沖縄ワークショップ2000 資料
1996-2000年の活動の概要
2001-2005年の「戦略」と3つの活動計画の最終案文(英語)
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編注:リンク先を更新しました.2004年5月.