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重要生息地ネットワークとは? |
ガンカモ類 ガンカモ類とは,ハクチョウ類・ガン類・カモ類の総称です.この仲間は,その生活史の少なくともどれかの時期に,生態学的に湿地に依存する水鳥の一群です.ガンカモ類とその生息環境は,社会的にも,文化的にも,また経済的,科学的にも人類の暮らしに恩恵を与えてくれています.彼らの生息環境である,湿地やそれにつながる自然環境は,豊かな生物多様性をはぐくみ,また地球上で最も生産性の高い環境のひとつです. ガンカモ類の渡り 多くのガンカモ類は渡りを行ないます.その典型的なものは,北極圏や温帯北部に繁殖し,温帯南部や熱帯まで移動して冬を越す個体群です.その渡りのあいだには,いくつもの国々の国境を越えることが普通です.熱帯に繁殖する種では,留鳥性のものも多くありますが,雨季と乾季の変化に伴って適当な生息環境を求めて国境を越えて移動するものもあります.ほとんどのガンカモ類は繁殖のあと,翼の羽が換羽のために一度に抜けてしまって飛べなくなってしまう時期があります.そこで飛べなくなっても安全にすごせるような環境を求めて移動する習性があります.このように,ガンカモ類とその生息環境の保全には,国際的な協力関係が必要です. |
もくじ
重要生息地ネットワーク
この重要生息地ネットワークは,ガンカモ類(ハクチョウ類,ガン類,カモ類)にとって国際的に重要な生息地を登録することによって,ガンカモ類とその生息環境の保全を推進しようとする国際協力プログラムです.
その目標は,一連の国際的に重要な生息環境を十分に認識し,そして適正に保全することによってこの地域を渡るガンカモ類個体群の長期的な保全を確保しようとするものです.これは,生息地のネットワークであるとともにそれに関わる人々のネットワークでもあり,土地所有者やその管理者,各種団体や地域の人々などによるその保全活動を支援しようとするものです.
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この重要生息地ネットワークは,オーストラリアならびに日本国の両環境省の中心的な支援のもとに,国際湿地保全連合(1996, 2001)によるアジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略のもとに進められています.この重要生息地ネットワークの実施を監督するために,ガンカモ類ワーキンググループが渡り性水鳥保全委員会によって設立されました.また,東アジア地域全体の重要生息地ネットワークの活動を支援するために,フライウェイオフィサーがおかれています.
2002年には,日本国内での活動をより強化するために,ガンカモ類国内コーディネーターが設置されました.
この重要生息地ネットワークは,1999年5月14日,中米・コスタリカのサンホセで開催された第7回ラムサール条約締約国会議(1999年5月10-18日)において発足しました.
このウェブサイトは,重要生息地ネットワークの公式ホームページです.重要生息地ネットワークの活動を広報するとともに,ガンカモ類とその生息環境に関する有益な情報を供給して参加地の活動を支援するために,国内コーディネーターならびにフライウェイオフィサーが編集しています.
重要生息地ネットワークでの活動
重要生息地ネットワーク参加主体は,保全計画の策定などの手段をとりながら参加地の適切な保全に努力します.また,啓発・教育プログラムなどを通じてその生息地の重要性の地域への普及に努力します.重要生息地ネットワークを通じた情報や知識の交換に参加することによってその活動がより高められることが期待されます.
日本国内については国内コーディネーターが,東アジア地域レベルではフライウェイオフィサーが,参加主体の活動を支援するために,政府機関・非政府機関(NGO)あるいは研究者や専門家などとの情報ネットワークを培い,情報流通を促進させたり,助言を行ないます.
ニュースレターやインターネット上で,重要生息地ネットワークの活動を世界に広報します.そして,他の国際的に重要な生息地の重要生息地ネットワークへの参加を促します.
重要生息地
次のような条件を満たしていると,ガンカモ類にとって国際的に重要な生息地であると認識され,重要生息地ネットワークへの参加が望まれます(参照:申込書 附属書 I ):
2万羽以上のガンカモ類が定期的に利用している.
ガンカモ類の特定の種または亜種の個体群について推定1%以上の個体が定期的に利用している.
保護の優先順位が高いガンカモ類の種または亜種の多くの個体が定期的に利用している.
生息地のネットワークへの登録:生息地の管理団体/参加主体と国の政府
[注:生息地の管理の状況や制度は国によって異なっています.わが国の場合,ガンカモ類の渡来地の保全の観点からそれぞれの生息地の管理に携わっているか,または協力している自治体等を想定しています.] 管理団体/参加主体は,その生息地がいかに重要であるのかを示す情報を盛り込んで,登録に必要な文書を準備します.それを国の政府が国際湿地保全連合に対して,ネットワークへの登録を提案します. |
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活動への参加
ガンカモ類やその生息環境に関わるさまざまな主体のみなさんには,次のような活動に参加いただけるでしょう:
ガンカモ類の生息地において,その環境の重要性を理解するための調査やモニタリング活動に参加したり支援し,得られた情報を管理団体へ提供して,その保全活動を促進させることができるでしょう.あるいは,それによって重要生息地ネットワークへの参加を奨励することができるでしょう.
重要生息地ネットワーク参加地におけるさまざまな活動を支援し,参加できるでしょう.
生息地を適切に保全するための有益な情報をこの重要生息地ネットワークを通じて提供できるでしょう.
重要生息地ネットワーク参加地での活動や,重要生息地ネットワーク自身の活動への資金援助ができるでしょう.
→ [ より詳しく ]
このウェブサイトに掲載されるもの,ならびにその中で示される地理的な表示は,どの国・どの地域・どの地方の法的な状況ならびにその範囲の線引きに関する,国際湿地保全連合の考えを表現していると意味するものではありません.
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「東アジア地域ガンカモ類保全行動計画」は「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」に基づく取組みのひとつです.「東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワーク」は「行動計画」のもとにガンカモ類にとって国際的に重要な生息地の保全を効果的に進めるための国際協力プログラムです.これらの取組みは国際湿地保全連合が調整しており,ガンカモ類に関する活動を監督し補佐するための作業部会「ガンカモ類ワーキンググループ」がアジア太平洋地域渡り性水鳥保全委員会に設置されています.東アジア全域の活動の推進のためにフライウェイオフィサーがおかれ,また日本国内での活動を推進するために国内コーディネーターがおかれています. 日本国内での活動等についてのご質問・お問い合わせはガンカモ類 国内コーディネータまでお願いします.連絡先のページへ. 東アジア地域全体にかかわるご質問・お問い合わせはフライウェイオフィサーまでお願いします.連絡先のページへ. |
1999年5月14日掲載, 2005年4月1日更新.