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東アジア地域ガンカモ類保全行動計画 2002年のニュース |
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ラムサール条約 第8回締約国会議
11月18日から26日まで,スペインのバレンシアにて,ラムサール条約の第8回締約国会議が開かれました.世界中の湿地の保全を目的とするこの条約をより強化に推進するためにさまざまな議論がかわされ,46の決議が採択されました.会議では,決議について議論し採択するための全体会合と5つのテーマについての分科会(テクニカルセッション),また個別のテーマについてこれまでの成果を発表して締約国のいっそうの参加を促すためのサイドイベントなど多彩な会合がもたれました.そのなかでもこのガンカモ類の取組みに関係する内容を別ページに紹介します.
第5回(釧路,1993年)の締約国会議以降,毎回作成されている日本語の締約国会議の記録(決議・勧告の和訳を含む)が,今回についても環境省により作成される予定となっています.現在,条約事務局のHPには会議で検討するための決議案が掲載されており,条約事務局では採択された決議の掲載の準備にあたっています.
参照:
条約事務局の第8回締約国会議のページ(英文):http://ramsar.org/index_cop8.htm
Earth Negotiations Bulletin (ENB) 会議報告(英文):http://www.iisd.ca/linkages/ramsar/cop8/
International Institute for Sustainable Development (IISD) (国際持続可能発展研究所).
会議の議題案と日程案(和訳):http://www.biwa.ne.jp/~nio/ramsar/cop8/cop8_doc_01_j.htm
ラムサール普及啓発プロジェクト,琵琶湖ラムサール研究会.
宮島沼のラムサール登録
北海道美唄市の重要生息地ネットワーク参加地,宮島沼に,2002年10月に国設鳥獣保護区が設定の運びとなり,ラムサール条約登録湿地に指定されました(2002/10/15付官報第3466号の環境省告示第78号).条約事務局のウェブサイトでも報告されました.そして,翌月にスペインのバレンシアで開催された同条約第8回締約国会議において,条約事務局長より美唄市長に登録証書が授与されました(参照:美唄市HP;宮島沼保全活用計画の策定,林 信孝,美唄市;宮島沼と藤前干潟がラムサール条約登録湿地に,中島 尚子,環境省野生生物課).
トモエガモの啓発ステッカー
「東アジア地域ガンカモ類保全行動計画:2001-2005」の活動5のもとに取組みが開始されたトモエガモの保全活動の第1弾として,トモエガモとその生息環境の保全をひろく社会に訴えるために啓発ステッカーが作成されました.トモエガモが渡来する各地の湿地環境の保全やかつて渡来していた湿地の回復を進めるためなど,どうぞご活用ください.イベントなどの普及啓発事業や学校などでの環境教育活動にご利用いただけます.
ご依頼・お問い合わせは:
トモエガモプロジェクト日本チーム事務局
922-0564 加賀市 片野町子2−1 加賀市鴨池観察館
TEL 0761-72-2200 / FAX 0761-72-2935 /
E-mail: kamoikeⓐbe.wakwak.com
また,このトモエガモの保全活動のHPが開設されました.日本語ページは上記の日本チームが編集します.ステッカーのご案内を掲載していますので,そちらもごらんください.
トモエガモプロジェクトホームページ
http://www.jawgp.org/anet/anafo.htm
サカツラガンとトモエガモのプロジェクトチーム
「東アジア地域ガンカモ類保全行動計画:2001-2005」の活動5で提案されているサカツラガンとトモエガモの保全を進めるための行動計画を策定し,実践してゆくためのプロジェクトチームづくりのためのミーティングが8月13日に北京で開かれました.両種が生息分布する中国・モンゴル・韓国・ロシア・日本の行政関係者と専門家を招き,議論を交わし,各国からメンバーを出し合って英語で『Task Force』と呼ばれるプロジェクトチームを結成することが合意されました.この会議の参加者が各国で議論をして8月末までにメンバーをノミネートすることになりました.参照:会議議事録(英文PDFファイル 144KB).
現在まだノミネートは完了していませんが,順次ここにメンバーを紹介します:
ロシア・アムール地方 | Dr. Nikolay D. Poyarkov, モスクワ大学 |
ロシア・トランスバイカリア地方 | Mr. Oreg A. Goroshko, ダウルスキ自然保護区 |
モンゴル | 未定 |
中国・繁殖地域 | 未定 |
中国・越冬地域 | 未定 |
韓国 | Dr. Kisup Lee, 韓国生態学研究所 |
日本 | 呉地 正行 氏, 雁を保護する会 |
Poyarkov 博士がプロジェクトチームのコーディネートを担います.
ロシア・繁殖地域 | Mr. Sergei Volkov, ロシア科学アカデミー生態学進化学研究所 |
ロシア・中継地域 | Dr. Nikolay D. Poyarkov, モスクワ大学 |
モンゴル | 未定 |
中国 | 未定 |
韓国 | Dr. Jin-Young Park, 韓国国立環境研究所 |
日本 | 山本 浩伸 氏, 財団法人 日本野鳥の会 |
韓国エコテック環境生態学研究所の Hansoo Lee 博士がプロジェクトチームのコーディネートを担います.
ガンカモ類 国内コーディネーターの設置
「東アジア地域ガンカモ類保全行動計画・重要生息地ネットワーク」活動の連絡調整役としてフライウェイオフィサーがこれまで,東アジア地域全体ならびに日本国内の窓口になってきましたが,このたび日本国内の窓口の役目を担う国内コーディネーターを設置することになりました.そして,重要生息地ネットワーク参加地:米子水鳥公園の管理を米子市より受託している(財)中海水鳥国際交流基金財団より,神谷 要 指導員が国内コーディネーターに就任し,8月よりその活動を開始しました.今後は,日本国内の活動についての連絡・問合せ先は国内コーディネーターへ,海外やフライウェイ全体についてはフライウェイオフィサーへお願いいたします.両者の連絡先は各ページの末尾に記してあります.
ウトナイ湖野生鳥獣保護センター オープン
→ 報告
1991年12月にウトナイ湖がラムサール条約の登録湿地に指定されて満10年を迎え,去る4月にはガンカモ類の重要生息地ネットワークにも参加登録されました.このたび,環境省は湖畔に新しい野生鳥獣保護センターを建設しました.地元の苫小牧市がその管理運営にあたります.去る7月28日にその開館式が開かれました.式典はまた,ラムサール登録10周年ならびに重要生息地ネットワーク参加を記念しました.その中で,ガンカモ類ワーキンググループ議長より苫小牧市長に重要生息地ネットワーク参加証書が授与されました.
第7回アジア太平洋地域渡り性水鳥保全委員会
→ 報告
ガンカモ類の行動計画ならびに重要生息地ネットワークの活動を含む「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」の実施を調整する委員会が6月下旬にマレーシアで開かれました.2001年からの第2期の「戦略」の活動状況の検討を行ない,今後2年間の新たな委員長の選出や,ラムサール条約ならびにボン条約との関係強化など今後の活動の進め方が議論されました.また,活動に参画する各国で,国内活動実施計画を立てて取組んでゆくことを推奨してゆくことになりました.「戦略」担当者より,会議の報告がラムサール条約ならびにボン条約に送られ,両者のHPに英語で掲載されました.その和訳を掲載しましたので,ご覧ください.
ウトナイ湖の重要生息地ネットワークへの参加
北海道にあるラムサール登録湿地,ウトナイ湖が地元の苫小牧市の参加のもとに,04/18付けで重要生息地ネットワークに登録されました.27番目の参加地です.ウトナイ湖は2万羽以上のガンカモ類の生息を支え,コハクチョウ・亜種オオヒシクイ・マガンの東アジア個体群の1%以上の生息を支える国際的に重要なガンカモ類の生息地です.詳しくは参加地紹介のページをご覧ください.ここはまた,1979年に財団法人 日本野鳥の会が,日本ではじめてのサンクチュアリを設置したところとして有名です.環境省が新たな鳥獣保護センターを建設中で,開設後の管理運営が苫小牧市に委託される予定です.これらふたつの施設・機関が協力しあってこの地域の自然環境の保全が発展することが期待されます.また,その活動はガンカモ類の重要生息地ネットワークにも大きく貢献することでしょう.
東アジア地域ガンカモ類保全行動計画,ならびに重要生息地ネットワークの2001年度の活動報告を作成しましたので,どうぞご覧ください.これまでの活動にご参加・ご協力・ご支援いただきました多数のみなさまにお礼申し上げるとともに,本年度あるいはこれ以降,よりいっそうのご支援をお願いいたします.
かぶくり図書館 絵本3冊セット発刊
宮城県田尻町の重要生息地ネットワーク参加地,蕪栗沼で保全活動や教育活動に取り組む(NPO法人)蕪栗ぬまっこくらぶでは,WWF・日興グリーンインベスターズ基金の助成のもとに,3冊の絵本を刊行しました.絵本は町内の小学校に配布され,新年度からの教育活動に活用されます.お問い合わせは蕪栗ぬまっこくらぶまで
福島潟−カムチャツカ 2400kmの旅
新潟県の重要生息地ネットワーク参加地,福島潟がある豊栄市では,オオヒシクイを市の鳥に指定し,福島潟とともにその保全に取組んできました.1999年に,市民が研究者の手助けを得て,福島潟に越冬するオオヒシクイの春の渡りを追跡し,その営巣地がカムチャツカにあることを突き止めました.その調査報告が美しい冊子にまとめられて豊栄市より発行されました.福島潟からカムチャツカの営巣地まで数々の写真も紹介されています.お問い合わせは豊栄市へ.
マイポで標識されたカモ類
香港特別行政区政府は,マイポ湿地に越冬するカモ類の越冬生態を研究するプロジェクトを立ち上げ,2001/2002冬期に,115羽のオナガガモ,5羽のヒドリガモおよび1羽のコガモを標識しました.これらの標識鳥には,黄色または青色の標識がくちばしにつけられています(写真参照).標識には,個体ごとに異なる組み合わせの2文字が表示されています.春の北上の渡りの中継地で発見されましたら,日本の鳥類標識センターである財団法人 山階鳥類研究所 標識研究室(270-1145 千葉県 我孫子市 高野山堤根115. TEL 0471-82-1107 / FAX 0471-82-4342)までご報告をお願いいたします.あるいは,環境省インターネット自然研究所の「全国ガン・カモ類飛来情報」のコーナーにてオンライン入力いただくこともできます.
中国の重要生息地ネットワーク参加地,三江 国立自然保護区がラムサール条約登録湿地に指定されました.2002年1月に中国政府が登録した14カ所の湿地のうちのひとつで,ワールド・ウェットランド・デイ2002の催しで広報されます.
2002年度 厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金 募集中
厚岸町では,厚岸湖・別寒辺牛湿原の保全と賢明な利用にむけて活用しうる学術研究に対する補助金を設けています.2002年度の募集がはじまりました.応募締切2002年3月31日.応募用紙を含む募集要項は,厚岸水鳥観察館のHPからダウンロードできます.
冬期湛水水田リーフレット
オンライン.
雁を保護する会ではガンカモ類の生息環境をよりいっそう広げるために,冬期湛水水田のネットワーク形成に取組んでいます.その普及啓発のためのリーフレットが発行されました.稲作にとっても有益な冬期湛水について簡便に説明されています.また,2002年2月には蕪栗沼のある田尻町にて,冬期湛水水田についてのワークショップも開かれます.
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「東アジア地域ガンカモ類保全行動計画」は「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」に基づく取組みのひとつです.「東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワーク」は「行動計画」のもとにガンカモ類にとって国際的に重要な生息地の保全を効果的に進めるための国際協力プログラムです.これらの取組みは日本を含む関係各国政府等の支援のもとに国際湿地保全連合が調整しています. 東アジア全域のガンカモ類に関するこの取組みの活動を監督するための作業部会「ガンカモ類ワーキンググループ」がアジア・太平洋地域渡り性水鳥保全委員会に設置されています.ガンカモ類ワーキンググループを補佐し,東アジア全域の活動を推進するための事務局としてフライウェイオフィサーがおかれています. 日本国内での活動は環境省の同「戦略」推進事業のもとに,シギチドリ類,ツル類などの活動と協調しあいながら進められています.国内の「戦略」推進事業の活動のウェブサイトとして環境省インターネット自然研究所に「渡り鳥生息地ネットワーク」のコーナーが設置されています.ガンカモ類を含む3つの種群のそれぞれに日本国内での活動を推進するための国内コーディネーターがおかれています. 日本国内での活動等についてのご質問・お問い合わせはガンカモ類 国内コーディネータまでお願いします.連絡先のページへ. 重要生息地ネットワークの個々の参加地での活動等についてのご質問・お問い合わせは各参加地までお願いします.連絡先のページへ. 東アジア地域全体にかかわるご質問・お問い合わせはフライウェイオフィサーまでお願いします.連絡先のページへ. |
2003年1月23日最終更新.