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東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・
鳥類学研究者グループ:JOGA 第25回集会
企画者 〇(企画代表)澤祐介・嶋田哲郎・牛山克己・神山和夫
2021年9月17日(18:00-20:00),オンライン
日本鳥学会2021年度大会 自由集会
開催後に集会報告を日本鳥学会「鳥学通信」に投稿したので、そちらも参照されたい
☞ 鳥学通信2022年8月15日
2020年12月、なんとも衝撃的な内容の論文をあつめた、Wildfowl 特集号第6巻[*1]が出版されました。そこには2017年から2020年にかけて、中国科学院が中心となり、およそ1,000羽のガン類、ハクチョウ類に発信器を装着し、東アジアの広域レベルで追跡したデータがまとめられていたのです。種によっては、200〜300羽ほど追跡が行われており、これまで「線」であった渡りルートが「面」となった瞬間のように感じました。まさに、ガンカモ類研究は、新たな局面に入った、と言えるのではないかと思います。
一方、上述の大規模追跡には、シジュウカラガンやハクガンなどは含まれていませんし、まだまだ残っている課題もあります。この大規模追跡が行われたからこそ、次に見えてくる課題もあるのです。それらに取り組んでいくには、日本でもガンカモ類の捕獲・標識をベースとした研究を積み重ねること、日本のガンカモ類研究の強みである市民科学をさらに強化していくこと、が重要なのではなかろうか…。
こんなことを考え、2020年10月には、ガンカモ類の捕獲技術の蓄積・普及を目指したEAAFPガンカモ類作業部会国内科学技術委員会(長い!)、2021年2月には市民科学促進を目指す渡り鳥CEPAワーキンググループなるものが立ち上がりました。今回はこれらの取り組みを紹介しつつ、どう今後のガンカモ類研究を盛り上げていくか、一緒に考えられればと思います。
「開催主旨説明」
[講演要旨 ⎘]
「東アジアのガンカモ類研究界隈で、今、何が起こっているのか」
牛山克己(宮島沼水鳥・湿地センター)
[講演要旨 ⎘]
「誰かいい名前を考えて!ガンカモ類作業部会国内科学技術委員会の紹介」
澤 祐介(山階鳥類研究所)
[講演要旨 ⎘]
「カラーマーキング報告フォーム、はじめました」
神山和夫(バードリサーチ)
[講演要旨 ⎘]
「CEPAってなんやねん」
牛山克己(宮島沼水鳥・湿地センター)
[講演要旨 ⎘]
「ついにシジュウカラガン物語の本[*2]がでましたが、シジュウカラガンもハクガンも本格的研究はこれからですよ」
呉地正行(日本雁を保護する会)
「総合討論」
司会、まとめ:嶋田哲郎(宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)
[*1]こちらで閲覧できます→Wildfowl 特集号第6巻 [*2]出版社のページ→京都通信社:シジュウカラガン物語
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URL: http://www.jawgp.org/anet/jg020.htm
2016年9月13日掲載
JOGA.