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東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・
鳥類学研究者グループ:JOGA 第26回集会
企画者 〇(企画代表)長谷部真(サロベツエコネットワーク)・神山和夫(バードリサーチ)・田尻浩伸(日本野鳥の会)
2022年11月6日(10:45-12:45),東京農業大学北海道オホーツクキャンパス
日本鳥学会2022年度大会 自由集会W05
北極圏にある繁殖地の温暖化による繁殖成功率の増加や各地の保全事業によりガン・ハクチョウ類の個体数は増加している。北海道でも個体数の増加、滞在期間の延長、分布の拡大、渡り経路の変化により各地で調査負担が増えている。また、採食農地における食害により人との軋轢が生じている。
例えばサロベツ周辺では、かつて渡ってくるガン類はヒシクイ(主に亜種オオヒシクイ)で、マガンはほとんど渡って来なかった。近年になると春にマガンが渡っているようになりその数はヒシクイより増え、秋にも渡ってくるようになった。また渡ってくるハクチョウ類はほぼコハクチョウだったが、近年はオオハクチョウも普通にみられるようになった。ガン類の個体数や種数の増加に伴い、ねぐらや採食地の範囲も分散し調査の負担も増大している。また、採食が集中する牧草地の農家からは食害による苦情も寄せられている。
本集会では全体的な渡りの状況と北海道各地の状況を報告してもらうことにより、情報を共有し問題点を洗い出しその解決策を模索したい。
[講演要旨 ⎘]
「北海道と本州のガン類越冬状況」
神山和夫(バードリサーチ)
「各地の様子の報告」
[講演要旨 ⎘]
「ウトナイ湖のガン類保全に関する課題の検討」
田尻浩伸((公財)日本野鳥の会 自然保護室)
[講演要旨 ⎘]
「サロベツにおけるガン類と保全上の課題」
長谷部真(NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク)
[講演要旨 ⎘] 「オホーツク地方におけるガン・ハクチョウ類について」
秋山恵美子(濤沸湖水鳥・湿地センター)・川崎里実(日本野鳥の会オホーツク支部)
[講演要旨 ⎘]
「十勝地方におけるガン・ハクチョウ類について」
城石一徹(日本野鳥の会オホーツク支部)
「総合討論」
課題と解決策を話し合う
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URL: http://www.jawgp.org/anet/jg020.htm
2016年9月13日掲載
JOGA.