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JOGA9 |
東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・ 「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFパートナーシップ)の発足と協力」
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「東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワーク」(ガンカモネットワーク)は、1999年5月14日、コスタリカの第7回ラムサール条約締約国会議において、「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」の三番目のネットワークとして設立された。これを支援するためにガンカモネットワークの活動を支援する鳥学研究者のグループ(JOGA)が設立され、毎年日本鳥学会で自由集会「JOGA」を開催している。昨年、「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」が発展的に解消され、「東アジア・オーストラリア地域フライウェーパートナーシップ」(以下、EAAF パートナーシップ)が発足されたのを受け、改めて今後のガンカモネットワーク(注1)のありかたと、研究者の役割を検討したい。
また、2008年秋には、韓国南部の昌原(창원)で、第10回ラムサール条約締約国会議が開催される事となっている。東アジアで開催される2回目の締約国会議であり、日本近隣国の湿地保全をすすめる上で、大きな機会となるであろう。今回の鳥学会では、九州開催という地の利を生かし、JOGA9として、韓国と日本のガンカモ類の共通点と特色を確認する。特に、ネットワーク議長の呉地正行氏と韓国ラムサールセンターから Lee, Chan-woo 氏に参加いただき、既に行われている協力関係、東アジアのガンカモ類と水田環境の保全運動など、締約国会議に向けて今後の(鳥学的)課題を整理したい。
「世界水鳥個体数推定 第四版の日本語版公開、およびEAAFパートナーシップの発足について」 岸本 伸彦(財団法人日本野鳥の会自然保護室) [講演要旨⎘]
「アジア水鳥センサスとモニタリングサイト1000について」 阪口 法明(環境省生物多様性センター) [講演要旨⎘]
「韓国の水鳥に配慮した農法を支援する法制度と日本の現状」 呉地 正行(日本雁を保護する会) [講演要旨⎘]
「The comparative study on habitat use pattern of wintering swans in two wetlands: Nakdong River Estuary (South Korea) and Lake Nakaumi area (Japan)」 Lee, Chan-woo (Ramsar Wetland Center Korea) [講演要旨⎘]
「ガンカモネットワークにおけるトモエガモプロジェクトの活動について」 田尻 浩伸(日本野鳥の会) [講演要旨⎘]
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URL: http://www.jawgp.org/anet/jg012.htm
2007年7月29日掲載,2008年9月26日更新(集会報告へのリンク追加),JOGA.